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「コーダーブルームの評判って実際のところどうなんだろう?」そんな疑問をお持ちで、購入を検討しているけれど、あと一歩が踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
ネットで検索すると、どこの国のメーカー?という基本的な情報から、一部ではダサい、疲れる、遅いといった気になる口コミまで見受けられます。
また、人気のクロスバイクRailDiscをはじめ各モデルの紹介と特徴は多岐にわたり、自分に合った一台を見つけるのは大変です。
この記事では、購入者の声や口コミを基に、コーダーブルームが持つ本当のメリットとデメリットを徹底分析。
さらに、業界最大手のジャイアントとの比較や、同じ系列であるネストとの違いも明らかにしながら、全国の取扱店舗情報まで網羅的に解説していきます。
- コーダーブルームのブランドとしての立ち位置や特徴
- 良い評判と悪い評判(ダサい、疲れる等)の真相
- 人気モデルRailDiscや競合ブランドとの具体的な比較
- 購入前に知っておくべきメリット・デメリットと取扱店
コーダーブルームの評判|基本情報と特徴
- どこの国のメーカー?日本のブランドです
- 各モデルの紹介と特徴を解説
- 人気のクロスバイクRailDiscとは?
- 購入者の声に見るリアルな口コミ
- メリットとデメリットを徹底分析
どこの国のメーカー?日本のブランドです

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コーダーブルーム(KhodaaBloom)は、海外ブランドではなく、れっきとした日本のスポーツバイクブランドです。
埼玉県越谷市に本社を構える「ホダカ株式会社」が2007年に立ち上げました。
ホダカ株式会社は1972年に創業し、長年にわたり他社ブランドの製品を製造するOEM(相手先ブランドによる生産)で実績を積んできた、高い技術力を持つ企業です。
「KhodaaBloom」というユニークなブランド名の「Khodaa」は、社名である「Hodaka」の文字を入れ替えたアナグラム(文字の並べ替え)であり、自社ブランドへの強い想いと遊び心が込められています。
「日本人による、日本人のためのスポーツバイク」という明確なコンセプトを掲げている点が、コーダーブルームの最大の強みです。
日本の複雑な道路事情や、日本人の平均的な体格データ、そしてライフスタイルを徹底的に研究し、フレームの設計(ジオメトリ)やパーツの選定を行っています。
このため、特にスポーツバイク初心者の方が乗った際に、無理のない自然な姿勢を取りやすく、身体への負担が少ないという大きなメリットがあります。
欧米のブランドは、当然ながら欧米人の体格を基準に設計されているモデルも多く、小柄な日本人には最適なサイズが見つかりにくいこともあります。
その中で、国内ブランドならではの安心感と、きめ細やかなフィット感を提供してくれるのが、コーダーブルームの魅力と言えるでしょう。
各モデルの紹介と特徴を解説

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コーダーブルームは、本格的なロードバイクから日常使いのクロスバイク、さらには子ども用自転車まで、非常に幅広いラインナップを展開しています。
ここでは、ブランドの顔となる主力モデルとその特徴を、より詳しくご紹介します。
ロードバイク:STRAUSS(ストラウス)& FARNA(ファーナ)
ロードバイクには、目的別に大きく分けて2つのシリーズが存在します。
- STRAUSS (ストラウス):勝利を目指すために設計された、生粋のレーシングモデルです。UCI(国際自転車競技連合)の認証も取得しており、プロのレースでも使用されるほどの性能を誇ります。高いフレーム剛性と優れた反応性が特徴で、ペダルを踏み込んだ力が一切逃げることなくダイレクトに推進力に変わる、カミソリのような鋭い感覚を味わえます。本格的なロードレースやヒルクライムに挑戦したい、1秒でも速く走りたいと願う方に最適な一台です。
- FARNA (ファーナ):長距離をいかに快適に走り切るかを追求した、エンデュランスモデルです。レースモデルのSTRAUSSに比べてハンドル位置が高めに設定されており、前傾姿勢が緩やかになるため、首や腰への負担が軽減されます。また、フレームの振動吸収性も高く設計されているため、ロングライドや週末のサイクリングで疲れにくいのが大きな特徴です。初めてロードバイクに乗る方や、スピードよりも景色を楽しむような乗り方をしたい方におすすめのシリーズとなります。
クロスバイク:RAIL(レイル)シリーズ
RAILシリーズは、コーダーブルームの代名詞とも言えるほど絶大な人気を誇るクロスバイクのラインナップです。
「クラス最軽量」を追求したモデルが多く、卓越したコストパフォーマンスの高さで、多くのサイクリストから絶大な支持を集めています。
日常の通勤・通学といった実用的な使い方から、週末のフィットネスや少し遠出のサイクリングまで、あらゆる用途に高いレベルで対応できるモデルが揃っています。
RAILシリーズの魅力は、モデルの豊富さにもあります。
制動力の高いディスクブレーキ搭載モデル、究極の軽さを追求したモデル、価格を抑えたエントリーモデルなど、予算や乗り方、デザインの好みに合わせて最適な一台を選べるのが嬉しいポイントですね。
以下に主要なモデルの位置づけと、より具体的な選び方の指針をまとめました。
シリーズ名 | カテゴリ | 主な特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
STRAUSS | ロードバイク (レース) | 高剛性、高反応性でキレのある走り。プロ仕様。 | レース出場を目指す方、本格的な走りを楽しみたい方 |
FARNA | ロードバイク (エンデュランス) | 快適な乗車姿勢と高い振動吸収性で疲れにくい。 | ロングライドを楽しみたい方、初めてのロードバイクに。 |
RAIL | クロスバイク | クラス最軽量レベル、高コストパフォーマンス、豊富なラインナップ。 | 通勤、通学、街乗り、フィットネスなど幅広い目的の方 |
人気のクロスバイクRailDiscとは?

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コーダーブルームの数あるラインナップの中でも、販売の中核を担い、特に絶大な人気を誇るのがクロスバイク「RAIL DISC」です。
このモデルがなぜ多くの人に選ばれ続けているのか、その理由は主に3つの優れた特徴に集約されます。
第一に、天候に左右されず安定した制動力を発揮する「油圧ディスクブレーキ」を搭載している点です。
従来のリムブレーキ(Vブレーキ)に比べて、雨の日でも制動力が落ちにくく、軽い力でしっかりとスピードコントロールができます。
特に急な下り坂や、交通量の多い市街地での安心感が格段に向上するため、毎日自転車に乗る方にとって、この安全性は非常に大きなメリットです。
第二に、同価格帯の競合他社のクロスバイクと比較して、群を抜いて軽量であることです。
車体が軽いことで漕ぎ出しが非常にスムーズになり、信号の多い街中でもストレスフリーな走りを実現します。
また、マンションの駐輪場や自宅での保管、車への積載といったシーンでも、その軽さは大きなアドバンテージとなるでしょう。
さらに見逃せないのが、RAIL DISCが持つ優れた拡張性です。
フレームにはキャリア(荷台)やフルサイズの泥除けを取り付けるためのネジ穴(ダボ穴)が標準で装備されています。
これにより、自分のライフスタイルに合わせて驚くほど簡単にカスタマイズが可能です。
日々の買い物に便利なカゴを取り付けたり、雨の日の通勤を快適にする泥除けを装着したり、本格的なツーリング仕様にしたりと、一台で何役もこなせる懐の深さが魅力です。
これらの理由から、RAIL DISCは「安全で快適な街乗り」と「趣味としての週末サイクリング」という、クロスバイクに求められる要素を高次元で両立したいと考えるユーザーにとって、非常に賢明でバランスの取れた一台と言えます。
購入者の声に見るリアルな口コミ

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ここでは、実際にコーダーブルームの自転車を購入したユーザーから寄せられた、SNSやレビューサイトで見られるリアルな評判や口コミを深掘りしてまとめてみました。良い点、そして気になる点の両方を見ることで、より客観的な判断材料になるはずです。
良い評判・口コミ
- 軽さがもたらす乗り心地の良さ:特にクロスバイクのRAILシリーズは「漕ぎ出しが驚くほど軽い」「ゼロ発進が楽で、街乗りに最適」といった声が圧倒的に多く見られます。また、ロードバイクのFARNAシリーズに対しても「アルミフレームなのに乗り心地がしなやかで、長距離でも疲れにくい」という高評価が目立ちます。
- 圧倒的なコストパフォーマンス:同価格帯の海外有名ブランド製品と比較して、軽量なフレームや信頼性の高いシマノ製パーツが多く使われている点を評価する意見が非常に多いです。「ライトやスタンドが最初から付いてくるので、後から買い足す必要がなくお得だった」という声も、初心者を中心に多く聞かれます。
- 安定感のある走行性能:「ホイールベース(前後車輪の距離)が長めに設計されているおかげか、低速でもふらつきにくく、初心者でも安心して乗れる」という評価があります。まっすぐ走る性能が高いため、サイクリングロードなどでの巡航も快適です。
悪い評判・気になる口コミ
- ロゴやデザインが好みに合わない:「性能にはとても満足しているが、フレームに大きく入ったロゴデザインが少し古臭く感じる」「カラーバリエーションがもっとあれば…」といった、見た目に関する不満が一部で見られます。これは個人の感性に大きく左右される部分です。
- パーツグレードへの指摘:一部のモデルでは、「同価格帯の他メーカーと比べると、ブレーキやホイールといったコンポーネントのグレードが少し控えめ」と感じる、やや知識のあるユーザーもいるようです。価格と性能のバランスを取った結果と言えるでしょう。
- 加速性能について:しなやかな乗り心地や安定性と引き換えに、「爆発的な加速感はあまりない」「踏み込んだ時の反応が少しマイルド」という意見もあります。ガンガン踏み込むスプリント的な走り方よりも、軽やかにペダルをクルクル回す乗り方に向いていると言えます。
総括すると、走行性能やコストパフォーマンスといった実用面での満足度は非常に高い一方で、デザインの好みや、より専門的な視点からの細かなパーツ構成への不満点が挙げられる傾向にあるようです。
メリットとデメリットを徹底分析

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これまでの購入者の口コミや製品の特徴から、ブランドとしてコーダーブルームが持つ全体的なメリットとデメリットを、より深く分析します。
購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、両方の側面をしっかりと把握しておきましょう。
コーダーブルームの主なメリット
まず、繰り返しになりますが最大のメリットは「日本人に最適化された設計」と、それによってもたらされる「軽量性」です。
無理のない乗車姿勢は、長時間のライドにおける首や腰の痛みを軽減し、車体の軽さは街中での取り回しや保管を驚くほど容易にします。
これは、特に体力に自信のない方や、スポーツバイクが初めての方にとって、何物にも代えがたい大きな安心材料です。
次に、「ユーザー目線の高いコストパフォーマンス」も大きな魅力です。
多くのクロスバイクモデルでライトやキックスタンドが標準装備されているため、納車後すぐに走り出せ、追加の出費を抑えることができます。
また、公式サイトで発表された価格改定のように、物価高が続く中でも一部モデルで「値下げ」に踏み切るなど、ユーザーフレンドリーな企業努力も高く評価されています。
コーダーブルームの主なデメリット
一方で、デメリットとして最も頻繁に挙げられるのが「ブランドの知名度」です。
ジャイアントやトレック、ビアンキといった世界的なビッグブランドと比較すると、どうしても一般的な知名度は劣ります。
これが友人との会話で「どこのバイク?」と聞かれる要因になったり、「所有する喜び」や将来的なリセールバリュー(再販価値)に影響すると感じる方もいるかもしれません。
また、口コミにもあったように「パーツ構成」が一部でデメリットと見なされる場合があります。
価格を抑えつつ軽量なフレームを実現するために、一部のモデルではブレーキやホイールといったコンポーネントが、競合の同価格帯モデルより少し下のグレードになることがあります。
もちろん日常使いやサイクリングでは十分な性能ですが、後々本格的なカスタムを考えている場合は、購入時にパーツのスペックを細かくチェックする必要があります。
さらに、購入後の安心感を左右する「アフターサポートの地域差」も考慮すべき点です。
メーカー直営店や正規取扱店舗が近くにないと、購入後のメンテナンスや専門的な修理で不便を感じる可能性があります。
購入前に、コーダーブルーム公式サイトのショップリストなどを活用し、お住まいの地域に信頼できる販売店があるか確認しておくことをお勧めします。
コーダーブルームの評判|競合比較と懸念点
- ジャイアントとの比較で分かる立ち位置
- 同じホダカ製ネストとの違いは?
- ダサいと言われる理由を考察
- 疲れる・遅いという評価は本当か?
- 全国の取扱店舗と購入方法
- 総括:コーダーブルームの評判
ジャイアントとの比較で分かる立ち位置

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クロスバイク選びにおいて、避けては通れない比較対象が、世界最大の自転車メーカー「ジャイアント(GIANT)」です。その圧倒的な生産力と販売網は、まさに業界の巨人と言えます。
ここでは、コーダーブルームの人気モデル「RAIL DISC」と、ジャイアントのベストセラーモデル「ESCAPE R DISC」を多角的に比較し、それぞれの立ち位置を明確にします。
比較項目 | コーダーブルーム RAIL DISC | ジャイアント ESCAPE R DISC |
---|---|---|
設計思想 | 快適性と軽量性を最優先。リラックスした乗車姿勢。 | フレーム剛性を重視し、キビキビとしたスポーティーな走り。 |
車体重量 | 約10.5kg (480mm) ※付属品除く | 約12.0kg (Sサイズ) |
標準付属品 | フロントライト、ベル、キックスタンドが全て付属 | ペダルのみ付属 |
乗り味の傾向 | しなやかで路面からの衝撃を和らげる。疲れにくい。 | ダイレクト感があり、踏んだ分だけ進む。加速が得意。 |
得意なシーン | 片道10km以上の通勤・通学、長距離のサイクリング。 | 信号の多い街中でのストップ&ゴー、フィットネス目的の走行。 |
この比較表から、両者の明確なキャラクターの違いが見えてきます。
コーダーブルームのRAILは、圧倒的な軽さと付属品の豊富さが最大の武器です。
追加投資なしで乗り始められる手軽さは、特に初心者にとって大きな魅力でしょう。
乗り心地もマイルドなため、長距離をリラックスして走りたいユーザーに最適です。
一方で、ジャイアントのESCAPEは、剛性の高いフレームが生み出すダイレクトな加速感が持ち味です。
スポーツカーのように、自分の力がダイレクトにスピードに変わる感覚を楽しみたい、キビキビとしたスポーティーな走りを楽しみたいユーザーに適していると言えます。
どちらが優れているという単純な話ではなく、あなたが自転車に何を求めるか、どのような走り方をしたいかで、最適な選択は変わってくるのです。
同じホダカ製ネストとの違いは?

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コーダーブルームと同じく、親会社であるホダカ株式会社が展開するもう一つの主要ブランドに「ネスト(NESTO)」があります。
同じ会社が製造しているため混同されがちですが、両者にはターゲットとするユーザー層やブランドとしてのコンセプトに明確な違いが存在します。
ネスト(NESTO)は、「NEXT STANDARD(次の当たり前)」をコンセプトに、日常生活に寄り添う「フィットネス」や「移動手段」としての側面に重きを置いたブランドです。
より手頃な価格帯のモデルを中心に展開しており、「スポーツバイクは高価で敷居が高い」と感じている方々へ、その快適さや楽しさを気軽に体験してほしいという想いが込められています。
それに対してコーダーブルーム(KhodaaBloom)は、これまで述べてきた通り「日本人のためのスポーツバイク」を掲げ、レースで勝利するための本格的なロードバイクや、クラス最軽量を目指した高性能なクロスバイクなど、より「スポーツ」や「趣味」としての側面を追求したモデルをラインナップしています。
サイクリングをより深く、本格的に楽しみたいユーザーをメインターゲットに据えているのです。
非常に分かりやすく言うと、ネストが「日常の足+軽い運動」、コーダーブルームが「本格的なスポーツ・サイクリング」という棲み分けになります。
例えば、最寄駅までの通勤がメインで、たまに週末に少し走る程度ならネスト。
週末に50km以上のロングライドに挑戦したい、いずれはレースにも出てみたい、という展望があるならコーダーブルーム、といった形でご自身の使い方に合わせてブランドを選ぶと、購入後のミスマッチを確実に減らすことができます。
ダサいと言われる理由を考察

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インターネット上でコーダーブルームの評判を熱心に調べると、少数ではあるものの、デザインに関して「ダサい」という辛口な意見が見られます。
もちろんデザインの好みは十人十色で、完全に主観的なものですが、なぜそのように評価されることがあるのか、考えられる理由を3つの観点から客観的に考察します。
- ブランドロゴのデザイン
「KhodaaBloom」というブランド名は11文字と、他の有名スポーツバイクメーカー(例: TREK 4文字, GIANT 5文字, Cannondale 10文字)と比較しても長めです。この文字数の多さや、フレームに配置されたロゴのフォント(書体)が、一部のユーザーには「冗長でスマートさに欠ける」「少し古風な印象を受ける」と映ってしまうことがあるようです。 - ブランドの知名度とイメージ
「人気があり、多くの人が乗っているもの=カッコいい」という価値観を持つ層から見ると、ジャイアントやビアンキといった、街で頻繁に見かける超有名ブランドに比べて知名度の低いコーダーブルームは、マイナーな存在として「ダサい」と見なされてしまう可能性があります。他人と違う個性を重視する人にはむしろ魅力となりますが、ブランドのステータスを気にする人には物足りなく映るのかもしれません。 - カラーリングとグラフィック
コーダーブルームには、どんな服装にも合わせやすいシックで落ち着いた単色カラーから、桜をモチーフにした「RAIL SAKURA」のような遊び心に溢れた限定モデルまで、非常に多様なデザインが存在します。ただ、色の組み合わせやフレームのグラフィックデザインの方向性が、一部のユーザーの美的センスには合致せず、「自分の好みではない」「センスがない」と主観的に判断されてしまうケースも考えられます。
しかし、重ねて言うように、これらはあくまで一部の意見に過ぎません。逆に「ミニマルなロゴがおしゃれ」「RAIL SAKURAのカラーが最高に可愛い」といった肯定的な声も非常に多く、特に近年はデザイン面でも洗練されてきているという評価もあります。最終的には、ご自身の目で実車を見て、感性に響くかどうかで判断することが最も重要です。
疲れる・遅いという評価は本当か?

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「コーダーブルームは疲れる、遅い」という評価も、「ダサい」という意見と同様に、一部のユーザーレビューで見られることがあります。
このネガティブな評価がどのような文脈で生まれるのかを、性能面から冷静に分析してみましょう。
まず、「遅い」という評価は、プロや上級者が乗るようなハイエンドなレーシングバイクに求められる「瞬発的な加速性能(反応性)」を基準にしている可能性が非常に高いです。
コーダーブルームのバイク、特に長距離向けのエンデュランスモデルであるFARNAや、快適性を重視したクロスバイクのRAILは、乗り心地の良さや安定性を優先した設計のため、ペダルを踏み込んだ瞬間に爆発的に加速するような鋭さはありません。
そのため、コンマ1秒を争うような加速を求めるユーザーには「反応が少し遅い(マイルドだ)」と感じられることがあるのです。
次に、「疲れる」という評価ですが、これは二つの側面から考える必要があります。
一つは、アルミフレームの特性です。
一般的にアルミフレームのモデルは、高価なカーボンフレームに比べて路面からの細かな振動を吸収しにくく、突き上げがダイレクトに伝わりやすい傾向があります。
これが長距離ライドでの身体への蓄積疲労に繋がる可能性は、理論上否定できません。
しかし、これはコーダーブルームに限った話ではなく、同価格帯のアルミフレームバイク全般に共通する特性です。
むしろ、コーダーブルームはエンデュランスモデルのFARNAなどで、アルミ素材ながらもフレームの形状を工夫することで、しなやかな乗り心地を実現し「長距離でも疲れにくい」と高く評価されています。
つまり、「疲れる・遅い」という評価は、特定のモデル、特定の乗り方、あるいは比較対象(例えば数十万円以上するカーボンロードバイク)によって生まれる、かなり限定的な意見である可能性が高いと結論付けられます。
全国の取扱店舗と購入方法

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コーダーブルームの自転車は、メーカー直営店から地域の自転車店まで、全国のさまざまな店舗で購入可能です。
購入方法にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身の状況や知識レベルに合わせて最適な場所を選びましょう。
主な購入先とそれぞれの特徴
- メーカー直営店:東京・稲城や埼玉・越谷に拠点を構えています。ブランドの全ラインナップが展示されていることもあり、最新モデルの実物を見たり、試乗したりできるのが最大のメリットです。知識豊富な専門スタッフから、最も正確で詳しいアドバイスを受けられます。
- 大手自転車専門店:ワイズロードやサイクルベースあさひなど、全国にチェーン展開する大型店でも幅広く取り扱っています。在庫が豊富で、他の有名ブランドの自転車と実車を直接見比べながら、客観的に検討できるのが魅力です。セールなども頻繁に行われます。
- 地域の自転車販売店:コーダーブルームの正規ディーラーとなっている、地域に根差した専門店です。店主との距離が近く、購入後のメンテナンスや細かなカスタム相談など、長きにわたって親身なサポートが期待できるでしょう。
- オンラインストア:Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでも購入が可能です。店舗に行く時間がない方や、普段から利用しているサイトのポイントを貯めたい・使いたい方に便利です。
ここで最も強調したいのは、スポーツバイクは、あなたの身体に合った「サイズ選び」が何よりも重要だということです。
サイズが合わない自転車に乗り続けると、パフォーマンスが発揮できないだけでなく、膝や腰を痛める原因にもなりかねません。
特に初心者の方は、可能な限り実店舗に足を運び、専門スタッフに相談しながら適切なサイズを確認し、できれば試乗させてもらうことを強く、強くおすすめします。
もしオンラインで購入する場合でも、自宅配送ではなく「店舗受け取りサービス」を利用すれば、納車時にプロによる初期整備やサドルの高さ調整などを受けられるので安心ですよ。
総括:コーダーブルームの評判

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- コーダーブルームは日本のホダカ株式会社が展開する信頼の国産ブランド
- コンセプトは「日本人による、日本人のためのスポーツバイク」
- ロードバイクはレース用のSTRAUSSと快適性重視のFARNAが主力
- クロスバイクは軽量性と高コスパで絶大な人気を誇るRAILシリーズが中心
- 良い評判として「驚くほどの軽さ」「しなやかな乗り心地」「高いコストパフォーマンス」が多数
- 悪い評判には「ロゴなどデザインの好み」「一部モデルのパーツグレード」などが挙げられる
- 油圧ディスクブレーキを搭載し安全性と拡張性に優れるRAIL DISCは特に人気のモデル
- 世界最大のジャイアントとの比較では軽量性と付属品の豊富さが際立つ
- 同じホダカ製のネストはより日常利用やフィットネスを重視したブランドという違いがある
- ダサいと言われる理由はロゴの長さやブランドの知名度に起因することがある
- 疲れる・遅いという評価は特定の乗り方や比較対象による限定的な意見の可能性が高い
- 購入はメーカー直営店や大手専門店など実店舗でのサイズ確認と相談を強く推奨
- 性能と価格のバランスに優れ特にスポーツバイク初心者から中級者に高く支持されている
- 機能性を重視しデザインが気に入れば非常に満足度の高い選択肢となる
- 購入前にお近くの正規取扱店舗を公式サイトで確認しておくと後々のサポートも安心