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ビアンキ ベルガモの評価。あさひ限定と中古の価値

ビアンキ ベルガモの評価。あさひ限定と中古の価値

アーバンサイクラー・イメージ

こんにちは。アーバンサイクラー、運営者の「サイクル太郎」です。

「ビアンキ ベルガモ 評価」と検索してみたものの、色々な情報がごちゃ混ぜに出てきて「結局どれのこと?」と混乱していませんか。

それもそのはず、「ビアンキ ベルガモ」という言葉には、サイクルベースあさひ限定で販売されていたロードバイクのモデルだけでなく、2003年ごろのヴィンテージモデルや、果てはビアンキ本社の地名まで、複数の意味が含まれているんです。

私自身、このモデルについて調べたとき、情報の「あいまいさ」に少し戸惑いました。

特に、あさひ限定モデルについては、SORA搭載なのかClarisなのかというコンポーネントの違い、その重量はどれくらいで、アルミフレームとしての乗り心地はどうなのか、そして現在の中古市場での評価や適正価格はいくらなのか、知りたいことがたくさんありますよね。

この記事では、皆さんが一番知りたいであろう「あさひ限定モデル」の評価を中心に、なぜこのバイクが当時「価格破壊」とまで言われたほどの高いコストパフォーマンスを持っていたのか、その驚くべきスペックや、今から中古で探す際の重要な注意点について、じっくりと掘り下げていきますね。

この記事で分かること

  • あさひ限定「ベルガモ」がなぜ高評価なのか、その理由
  • SORAモデルとClarisモデルの決定的な違いと見分け方
  • 中古でベルガモを購入する時の具体的なチェックポイント
  • ビアンキというブランドの「聖地」としての「ベルガモ」の重要性

あさひ限定モデルのビアンキ ベルガモ評価

自転車店の前でチェレステカラーのビアンキ・ベルガモをスマートフォンで撮影する笑顔の日本人女性。

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「ビアンキ ベルガモ」と聞いて、現在のロードバイクファン、特にエントリー層の方が思い浮かべるのは、ほぼ間違いなくこの「サイクルベースあさひ限定モデル」かなと思います。

このモデルがなぜこれほどまでに伝説的に評価されているのか、その中身をじっくりと見ていきましょう。

知れば知るほど、当時のビアンキの戦略に驚かされるかもしれませんよ。

検索される3つの「ベルガモ」

「Asahi Limited Model」「Bianchi Headquariters Location」「Vintage/Used Model」の3つの概念を視覚的に表現したコラージュ。

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まず、情報が混乱しやすい最大の理由を、ここでハッキリと整理させてください。

「ビアンキ ベルガモ」と調べると、主に3つの異なる対象がヒットします。

ご自身がどの「ベルガモ」について知りたいのかを意識するだけで、情報の取捨選択がグッと楽になるはずです。

  1. あさひ限定のロードバイク「BERGAMO」
    これが、製品としての「評価」や「スペック」を探している方が一番多い対象かなと思います。日本の大手自転車販売店「サイクルベースあさひ」が限定的に(一説には西日本限定とも)販売していた、エントリークラスのロードバイクです。この記事のメイントピックですね。
  2. ビアンキ本社の地名「ベルガモ」
    ビアンキ(Bianchi)は、イタリアの「ベルガモ県」トレヴィリオに本社を置く、1885年創業の世界で一番古い自転車メーカーです。ブランドの歴史や最新ニュース、アイデンティティに興味がある方がこの情報にたどり着きます。これもまた、ブランドを深く知る上で欠かせない要素です。
  3. ヴィンテージ・中古モデルの「BERGAMO」
    2002年、2003年、2007年といった過去の年式にも「Bergamo」という名前のモデルが存在していました。これらは、あさひ限定モデルとは全くの別物で、2000年代初頭の設計思想で作られたバイクです。現在、中古市場でしか手に入りません。

このように、同じ「ベルガモ」という名前でも、指し示すものが全く異なります。

この記事では、皆さんの関心が最も高いであろう、1番目の「あさひ限定モデル」に焦点を当てて、その評価を徹底的に深掘りしていきますね。

あさひ限定モデルのコンセプト

この「あさひ限定モデル」って、今振り返ると、ビアンキの日本市場における、すごく戦略的な一手だったと私は見ています。

通常、ビアンキのような歴史あるプレミアムブランドは、ブランドの世界観を大切にし、専門知識を持ったスタッフが在籍するプロショップ(ビアンキでいうIBSストアなど)での対面販売をメインのチャネル(販路)としますよね。

しかし、この「ベルガモ」は、あえてその枠を飛び出し、全国的な巨大販売網を持つ「サイクルベースあさひ」で展開されました。

これによって、今まで「ビアンキは敷居が高いかも…」と思っていたり、そもそもビアンキに触れる機会がなかった、より広い層のエントリーユーザーへダイレクトにアプローチすることが可能になったわけです。

なぜ「ベルガモ」という専用モデル名?

ここで重要なのが、「ベルガモ」という専用のモデル名を与えた点です。

もし既存のグローバルモデル(例えば「Via Nirone 7」など)をそのまま「あさひ」で安く売ってしまうと、既存のプロショップとの間で価格競争が起きてしまい、ブランドイメージの毀損や販売網の混乱(カニバリゼーション)を招きかねません。

そこで「あさひ限定」という特別なモデル名を冠することで、既存モデルとの直接的な比較を避けつつ、マスマーケットにおいてジャイアント(Giant)やメリダ(Merida)のようなバリュー志向のブランドと真っ向から勝負できる「高コストパフォーマンス」な車体を実現しました。

これは、ビアンキブランドへの「ゲートウェイ(入り口)」として、非常に巧みな製品戦略であったと高く評価できます。

SORAモデルの驚くべきスペック

ビアンキ・ベルガモのフルカーボンフォークとタイヤの空気圧をチェックする日本人女性メカニック。

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では、なぜベルガモの評価が「コストパフォーマンスが高い」なんていう生易しい言葉では収まらず、「価格破壊だ」とまで言われるのか。

その最大の理由が、搭載されているスペック、特にシマノのSORA(ソラ)コンポーネントを搭載したモデルの中身です。

当時の定価が約125,000円だったとされていますが、その価格で信じられないような豪華なパーツが採用されていました。

ベルガモ(SORAモデル)の注目スペック

  • フレーム: alu Internal cable, hydroforming tubing(アルミ、ケーブル内装)
  • グループセット: フル Shimano SORA R3000 (2x9速, 18段)
  • カセット: CS-HG400-9 11-32T
  • フォーク: FULL Carbon with Kevlar (フルカーボン / ケブラー内蔵)

ここでの最大の注目点は、なんといっても「フォーク」です。異論は認めません(笑)。

コラムまでカーボンの「FULL Carbon」仕様

この価格帯のエントリーロードバイクでは、コストダウンのためにフォークのコラム(ステアリングチューブ、ハンドルにつながる筒の部分)がアルミ製である「カーボンフォーク(アルミコラム)」が一般的なんです。

例えば、現行(2024年モデル)のTrek Domane AL 3なんかもこのタイプですね。

しかし、「ベルガモ」はコラムまでカーボンで成形された「FULL Carbon」仕様でした。

これは車体前方の軽量化に大きく貢献しますし、何より地面からの振動吸収性が格段に向上します。乗り心地に直結する、非常に重要な部分です。

ケブラー内蔵「K-VID」技術の投入

さらに「with Kevlar」という記載。これは、ビアンキが上位のエンデュランスモデル(C2C - Coast to Coast)で培ったK-VID(Kevlar Vibration Isolating Device)技術の系譜を引くものです。

フォークブレードの積層に、高強度で振動減衰性に優れたケブラー繊維を挟み込むことで、路面からの細かくイヤな高周波振動を効果的に減衰させる狙いがあります。

これにより、エントリーモデルでありながら、長距離を走った際の腕や肩への疲労を本気で軽減しようという、ビアンキの設計思想が色濃く見て取れます。

SORA R3000(リア9速)という信頼性の高いコンポに、11-32Tというワイドなギア(急な坂道も安心!)、そしてこの「フルカーボン/ケブラー」フォーク。これを約12.5万円で提供していたというのは、正直、「価格破壊」以外の言葉が見つからないレベルだったと、私は思います。

Clarisモデルとの見分け方

ただ、「ベルガモ」について調べていると、「コンポはClaris(クラリス)だった」とか「重量は10.2kg」といった、SORAモデルとは異なる情報も出てきます。

これも検索した人を混乱させる大きなポイントですね。

これは、ビアンキ ベルガモが、販売された年次や価格帯によって、少なくとも2つの異なる仕様(SORAモデルとClarisモデル)で販売されていたことを強く示唆しています。

  • SORAモデル (9速): おそらく、より上位のモデル。フルカーボンフォーク搭載。本記事で「高コスパ」として主に評価している対象。
  • Clarisモデル (8速): おそらく、より価格を抑えた廉価版モデル。(重量10.2kgはこちらのモデルと推測されます)

もちろんClarisが悪いコンポーネントというわけでは決してありません。

シマノ製である信頼感は抜群です。しかし、SORA(9速)とClaris(8速)とでは、ギアの枚数が1枚違うだけでなく、変速のスムーズさや、将来的なアップグレードの選択肢(互換性)においても差が出てきます。

【最重要】中古で買う時の最重要チェックポイント

自転車のリアディレイラー(SHIMANO SORA)とスプロケットを真剣な表情で点検する日本人男性。

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もしこれから中古市場で「ベルガモ」を探すのであれば、この違いは極めて重要です。

コンポーネントが9速のSORA (ST-R3000) なのか、8速のClaris (ST-R2000) なのかを、必ず正確に確認してください。

シフター(手元の変速レバー)の型番や、リアスプロケットの枚数を数えれば一目瞭然です。

当然、中古市場での価格もSORAモデルの方が高くなるはずですが、その価格差以上の価値がSORAモデルにはあると私は思います。

「圧倒的な高コスパ」として評価されているのは、間違いなくスペックの高いSORAモデルの方ですからね。

ベルガモの重量と快適性

次に、重量と快適性という、ロードバイクの性能を左右する二大要素について見ていきましょう。

重量について

スペックに関する情報で、Clarisモデルの重量が「10.2kg」と記載されているものがあります。

SORAモデルも同等か、それよりわずかに軽量(つまり10kg前後)であると見積もるのが妥当かなと思います。

この数値は、当時のアルミ製エントリーロードバイクとしてどうだったのか。正直に言って「超軽量!」というわけではありません。

しかし、ディスクブレーキが主流になる前のリムブレーキモデルとしては、標準的、あるいはやや優秀な数値と言えます。

何より、後述する「フルカーボン/ケブラー」フォークという快適性重視のパーツを搭載してこの重量なら、十分に納得のいくバランスだと評価できます。

快適性について

新緑の中、サイクリングロードを走るビアンキ・ベルガモ。フルカーボンフォークと前輪が特徴的に写っている。

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そして、このバイクの評価を語る上で、重量以上に欠かせないのが、やはり「快適性」です。

先ほどから何度も触れていますが、「Full Carbon with Kevlar」フォークが、このバイクの快適性を決定づけています。

路面からの微振動を効果的に減らしてくれますからね。

ロードバイクに乗り慣れていない初心者の頃は、この「微振動」の蓄積が、ロングライドの後半で腕や肩、お尻の痛みに直結します。

ベルガモは、その「最初の壁」を、機材の力で和らげてくれるバイクだったんです。

エントリーモデルというと「レース!」や「速さ!」をイメージしがちですが、ベルガモは「初心者がいかに快適に、長くロードバイクを楽しめるか」という点に重きを置いた、とても誠実な設計思想が感じられる名機だったんですね。

中古も?ビアンキ ベルガモの総合評価

ここまでスペックを中心に見てきましたが、じゃあ「結局、ベルガモの評価はどうなの?」という点を、現在の市場価値、つまり中古での魅力や、もちろん存在するであろう弱点も含めて、私なりにまとめてみたいと思います。今から探す価値があるのか、気になりますよね。

当時の価格とコスト性能

あさひ限定「ベルガモ」の評価がなぜこれほど高いのか。

その理由は、当時の価格設定と、2024年現在の主要エントリーロードバイクの価格を比較すると、もはや「異常」とも言えるレベルで一目瞭然です。

ベルガモの当時の価格(SORAモデルで約125,000円)がどれほど衝撃的だったか、比較表で見てみましょう。

モデル (Model) コンポーネント (Groupset) フォーク (Fork) 参考新車価格 (Ref. MSRP)
Bianchi Bergamo (Asahi) Shimano SORA (9速) Full Carbon w/ Kevlar 約 ¥125,000
Giant Contend 1 (2024) Shimano SORA (9速) Full Carbon (Advanced-Grade) ¥154,000
Trek Domane AL 3 (2024) Shimano SORA (9速) Carbon (w/ Alu Steerer) ¥145,200
Giant Contend 2 (2024) Shimano Claris (8速) Carbon (w/ Alu Steerer) ¥129,800

※上記はあくまでインフレや技術革新(ディスクブレーキ化など)を考慮した上での参考比較です。

価格は当時の情報や現行モデルのメーカー希望小売価格に基づいています。

この表を見て、お分かりいただけますか?

驚くべきことに、SORAを搭載した「ベルガモ」の価格(125,000円)は、2024年モデルのSORA搭載機(Contend 1やDomane AL 3)よりも2〜3万円も安価であるばかりか、なんと現行の下位グレード「Claris」搭載機(Contend 2)よりも安かったんです。

つまり、「ベルガモ」は、他社が下位グレード(Claris)を搭載する価格帯で、上位グレード(SORA)と、さらに上位の快適装備(フルカーボン/ケブラーフォーク)を提供していたことになります。

これが「評価」が極めて高くなる理由です。まさに「価格破壊」ですね。

さらに、中古の買取価格を見ても、美品であれば45,000円程度の買取実績があるようです。

これは、中古の店頭販売価格が6万円台後半から8万円程度になることを示唆しており、新車時の圧倒的なコストパフォーマンスに加え、中古市場でもビアンキブランドの価値が維持されており、売却時も有利(リセールバリューが高い)であったことが伺えます。

唯一の弱点?ブレーキ性能

雨に濡れたアスファルトの上を走るビアンキ・ベルガモの後方からのショット。リアブレーキキャリパーが強調されている。

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ただ、これだけ褒めてきた「ベルガモ」ですが、もちろん弱点というか、この価格帯のエントリーモデルの宿命とも言える部分もあります。

それはブレーキです。

スペック表を見ると「Alloy, Dual-Pivot caliper」と記載されており、これはシマノ純正品ではない、ノーブランド(またはテクトロなどの廉価グレード)のブレーキキャリパーが使われていることを示しています。

これはベルガモに限らず、当時のエントリーロードの多くが、コストダウンの影響が最も出やすい部分としてブレーキを選んでいました。

決して「制動力が致命的に不足している」わけではないと思いますが、シマノ純正品(SORAや105グレード)と比較すると、コントロール性(握った分だけ効くリニアさ)や絶対的なストッピングパワー、特に雨天(ウェットコンディション)での効きはどうしても見劣りします。「ブレーキがスポンジのよう」と評されることもありましたね。

もし「ベルガモ」を中古で手に入れて、さらに性能を高めたい場合、以下のアップグレードが非常に効果的だと思います。

推奨されるアップグレードパス

  1. ブレーキキャリパーの交換
    最優先で推奨したいのがこれです。安全と快適性に直結しますからね。シマノのSORA(BR-R3000)や、予算が許せば105(BR-R7000)グレードのキャリパーブレーキに交換するだけで、制動力とコントロール性は劇的に改善されます。下り坂での安心感が格段に向上しますよ。
  2. ホイールの交換
    走行性能(特に加速と登坂)を最も劇的に変化させる投資です。エントリーモデルに装着されているホイール(いわゆる「鉄下駄」)は重いことが多いので、10万円クラスのアルミホイールに交換するだけでも、その効果は絶大です。
  3. タイヤの交換
    純正のVittoria Zaffiroは耐久性重視のタイヤです。より軽量でしなやかなハイグレードのタイヤ(コンチネンタルやパナレーサーなど)に交換するだけで、乗り心地と転がり抵抗が大幅に改善されます。最も安価に効果を体感できるアップグレードの一つですね。

ヴィンテージ(2003)モデルとは

ここで、検索キーワードとして引っかかっていた「ビアンキ ベルガモ 2003」というものにも、改めて触れておく必要がありますね。

これは、しつこいようですが、あさひ限定モデルとは全くの別物です。

2002年、2003年、2007年モデルとして「Bianchi Bergamo」が過去にリストアップされています。これらは、2000年代初頭の、まだアルミフレームがレースの主流だった時代の設計思想で作られたヴィンテージ(またはそれに近い中古)バイクです。

当時のビアンキ(ヤン・ウルリッヒが所属していたチーム・ビアンキなど)に憧れを持つ層からのノスタルジックな関心を集めているモデルであり、SORA R3000(9速)を搭載し、快適性を追求した現代的な「あさひモデル」とは、出自もターゲットも全く異なるバイクであると認識しておくことが重要です。

ビアンキ本社の「ベルガモ」

最後に、ビアンキブランドの「魂」とも言える、地名としての「ベルガモ」の重要性について解説します。

あさひ限定モデルにこの名前が使われた理由が、ここにあるのかもしれません。

ビアンキは1885年にミラノで設立された、現存する世界最古の自転車製造会社です。

(ビアンキの歴史については「ビアンキのチェレステはダサい?評判の理由と本当の魅力を解説」でも触れています)

その本社機能と主要工場は、長らくイタリア・ロンバルディア州のベルガモ県トレヴィリオ (Treviglio (Bergamo), Italy) に置かれています。

「ベルガモ」は単なる地名ではなく、ビアンキのアイデンティティそのものです。

すべてのフレームは「ベルガモのビアンキ本社内で考案、開発、テスト」されており、この土地がビアンキの製品開発の「聖地」であることを示しています。

そしてこの「ベルガモ」が、2024年に再び世界の自転車業界の注目を集めました。

ビアンキは2024年6月、トレヴィリオの歴史的な本社敷地内に、最先端のカーボンフレーム製造も可能な新工場を正式に発足させたと発表したんです。

(出典:Bicycle Retailer & Industry News2024年6月発表情報)

ビアンキの「リショアリング(国内回帰)」

これは、長年「イタリアで設計、台湾で製造」というグローバルな分業体制が主流だった中で、ビアンキが「リショアリング(re-shoring)」、すなわち「技術的・生産的能力をイタリアに呼び戻す」ことを開始した、という大きな戦略転換を意味します。

これは、コロナ禍を経たサプライチェーンの課題に対応し、イノベーションを加速させ、そして何よりも「Made in Italy」という強力なブランド価値を再びその手に取り戻すという、ビアンキの固い決意の表れです。

「ベルガモ」は、ビアンキの過去の栄光の地であるだけでなく、未来の革新を生み出す中心地として、その重要性を増しているのです。

あさひ限定モデルに「ベルガモ」と名付けたのも、ビアンキの過去の栄光だけでなく、未来の革新を生み出すこの「聖地」の名前を冠することで、エントリーモデルにも関わらず、その魂を込めたかったからかもしれませんね。

結論:ビアンキ ベルガモの評価

さて、長くなりましたが、最後に「ビアンキ ベルガモの評価」を私なりに結論づけたいと思います。

サイクル太郎の総合評価

あさひ限定モデルとして販売されていたロードバイク「ビアンキ ベルガモ」(特にSORAモデル)の評価は、「当時のエントリーロードバイク市場において、群を抜いたコストパフォーマンスを誇る、極めて優良なモデル」です。

そして、その価値は2024年現在の中古市場においても、全く色褪せていません。

もしあなたが今、中古市場でこのバイクの購入を検討しているなら、状態さえ良ければ「強く買い」と推奨します。

特に、シマノSORA(9速)コンポーネントを搭載したモデルは、現在の中古市場において最も価値ある選択肢の一つです。

推定6〜8万円程度の中古価格で、プレミアムブランド「ビアンキ」の車体、信頼性の高い9速コンポーネント、そして他社を圧倒し、現行モデルでもなかなか採用されない「フルカーボン/ケブラー」フォークを手に入れることができます。

これは、2024年現在に13万円近くする新品の8速(Claris)ロードバイクよりも、走行性能と快適性の両面で優れている可能性が極めて高い、非常に「賢い」選択だと私は思います。

【厳守】中古バイク購入時の注意点

ただし、中古バイクの購入、特にフリマアプリや個人売買などでは、常にリスクが伴います。

ロードバイクは高速で走行する乗り物であり、不具合は重大な事故に直結します。以下の点は必ず確認してください。

  • コンポーネントの確認: 必ずコンポーネントが「SORA(9速)」であること(Claris 8速と間違えないこと)。
  • フレーム/フォークの確認: 最も重要な項目です。フレームやフォーク(特にカーボン部分)にクラック(ひび割れ)や大きな歪み、転倒による深い傷がないことを、明るい場所で入念に確認してください。塗装の傷とクラックの見分けが難しい場合もあります。
  • 消耗品の確認: タイヤ、チェーン、ブレーキパッド、ワイヤー類がどれくらい消耗しているか。これらが寿命を迎えている場合、購入後に数万円の追加出費が発生する可能性があります。
  • 動作確認: ブレーキや変速機が正常に、スムーズに動作するかどうか。

自転車は安全に関わる、命を乗せる乗り物です。ご自身の目で状態を判断するのが難しい場合は、購入の最終判断は、信頼できる自転車ショップ(プロショップ)や、専門知識のある方に実車を見てもらった上で相談することを強く、強くおすすめします。

正確な情報は、販売元や公式サイトで改めてご確認ください。

ビアンキというブランドの「聖地」の名を冠した、あさひ限定の高コスパモデル。

もし良いコンディションの車体に出会えれば、それはあなたのサイクリングライフを、安全で快適に、そして豊かにしてくれる、最高の相棒になってくれると思いますよ。

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