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ビアンキの自転車を象徴する美しいチェレステカラー。
しかし、その色合いについて「ビアンキのチェレステはダサいのではないか」という声を耳にして、購入をためらっている方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、ビアンキの購入で失敗や後悔をしないために、なぜダサいと言われることがあるのか、その理由を深掘りします。
また、そもそもチェレステとはどんな意味を持つ色なのか、チェレステ以外のカラーにはどのような選択肢があるのかについても詳しく解説します。
さらに、世間で言われる評判は悪いものばかりなのか、実際のビアンキ乗りのイメージ、にわかと思われないための知識、人気のクロスバイクからロードバイクの最上級モデルは何か、そして気になる日本から撤退するという噂の真相まで、あなたのあらゆる疑問に答えていきます。
この記事で分かること
目次
- ビアンキが「ダサい」と言われることがある具体的な理由と背景
- チェレステカラーの本当の意味と、チェレステ以外の魅力的なカラー
- クロスバイクから最上級モデルまでの主要ラインナップとそれぞれの特徴
- ブランドの歴史や技術、日本での展開状況に関する正確な情報
ビアンキのチェレステがダサいと言われる理由
- ビアンキはなぜダサいと言われる?
- にわか?ビアンキ乗りのイメージを解説
- ビアンキの評判は本当に悪いのか
- そもそもチェレステとはどんな意味?
- 人気のチェレステ以外のカラーも紹介
ビアンキはなぜダサいと言われる?

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ビアンキの自転車が一部で「ダサい」と評価されることがあるのは、いくつかの理由が考えられます。
したがって、これらの理由を理解することが、客観的な判断の第一歩となります。
主な理由の一つは、ブランドの象徴であるチェレステカラーが非常に個性的で目立つことにあります。
この鮮やかな色合いは、一目でビアンキと分かるほどの強いアイデンティティを持っていますが、その反面、派手すぎると感じたり、自分のファッションや好みに合わないと考える人も少なくありません。
特に落ち着いた色調を好む方からは、敬遠される傾向が見られます。
また、ビアンキは世界的に人気が高く、日本国内でも多くのサイクリストに選ばれているブランドです。
この人気の高さが、逆に「個性的でない」「ありふれている」という印象を与えることがあります。
他人とは違う、自分だけの特別な一台を求めるサイクリストにとっては、街中で同じモデルに遭遇する可能性の高さが、ネガティブな要素として映る場合があるのです。
さらに、価格設定も一因として挙げられます。
ビアンキは高品質なパーツやフレームを使用しているため、他のブランドと比較して価格がやや高めに設定されています。
このため、コストパフォーマンスを重視する層からは、「価格の割に性能が見合っていない」という厳しい評価を受けることがあるのも事実です。
これらの要素が複合的に絡み合い、「ダサい」という評判につながっていると考えられます。
にわか?ビアンキ乗りのイメージを解説

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ビアンキのバイクに乗っていると「にわか」や「ミーハー」といったイメージを持たれることがある、という話を耳にすることがあります。
これは、ブランドが持つ人気の高さと、幅広い層へのアプローチが背景にあると考えられます。
ビアンキは、本格的なロードバイクだけでなく、初心者でも乗りやすいクロスバイクや、デザイン性の高いアパレルグッズ、バッグなども数多く展開しています。
このため、レース志向のサイクリストだけでなく、ファッションの一部として自転車を楽しみたい層や、スポーツバイク入門者からの知名度が非常に高いのです。
こうした幅広い人気が、「自転車に詳しくない人でも選ぶブランド」というイメージを生み出す一因となっています。
特に、チェレステカラーで全身のコーディネートを固めてしまうと、ブランド愛が強いと映る一方で、自転車そのものの性能や走りよりも見た目を優先している「ミーハー」な印象を与えてしまう可能性は否定できません。
しかし、これはあくまで一部の人が抱くイメージに過ぎません。
ビアンキが長年にわたり、ツール・ド・フランスなどのトップレースで輝かしい実績を上げてきた歴史や、その確かな技術力を知る人にとっては、ビアンキを選ぶことは性能と伝統を理解した上での選択となります。
要するに、乗り手の知識や自転車への姿勢次第で、そのイメージは大きく変わるということです。
ビアンキの評判は本当に悪いのか

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「ビアンキの評判は悪い」という声だけが全てではありません。
むしろ、世界中のサイクリストから愛され続けている事実が、その優れた品質を物語っています。
確かに、前述の通り、価格やデザインの好み、人気の高さからくるネガティブな意見が存在します。
ただ、これらは主に個人の価値観や好みに起因するものであり、ブランドの本質的な価値を下げるものではないと考えられます。
ポジティブな評判に目を向けると、まず挙げられるのが130年以上の歴史に裏打ちされた信頼性です。
現存する自転車ブランドの中で最古と言われる歴史は、単に古いというだけでなく、それだけ長く製品開発と改良を続け、ユーザーの信頼を勝ち取ってきた証です。
トラブルに対するノウハウの蓄積や、安定した品質管理は、新興ブランドにはない大きな強みと言えます。
また、技術力においても高い評価を得ています。特に「カウンターヴェイル(Countervail)」という独自の振動除去素材は、路面からの不快な振動を最大80%除去すると言われており、長距離ライドでの疲労を大幅に軽減します。
この技術は、ハイエンドモデルだけでなく、一部のミドルグレードモデルにも採用されており、快適な乗り心地を多くのライダーに提供しています。
これらのことから、一部の否定的な評判だけでブランド全体を判断するのは早計です。歴史、技術力、そしてデザイン性を総合的に評価することが大切です。
そもそもチェレステとはどんな意味?

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ビアンキを語る上で欠かせないチェレステカラー。
この独特な青みがかった緑色には、いくつかの由来があると伝えられており、その背景を知ることでより一層愛着が湧くかもしれません。
チェレステ(Celeste)は、イタリア語で「碧空」や「天空」を意味する言葉です。
その名の通り、イタリアの空の色をモチーフにしていると言われています。
最も有名な伝説は、創業者であるエドアルド・ビアンキが、当時のイタリア王妃マルゲリータに歴史上初となる女性用自転車を献上した際、王妃の美しい瞳の色をモチーフにして調合したというものです。
ロマンチックなこの逸話は、ビアンキのブランドストーリーに華を添えています。
また、もう一つの説として、毎年その年のミラノの空の色を見て、現地の職人が色を調合しているため、年式によって微妙に色合いが異なるとも言われています。
実際、過去のモデルと現在のモデルを見比べると、青みが強い年もあれば、緑がかった色合いの年もあり、その違いを楽しむのもビアンキファンの醍醐味の一つです。
このように、チェレステカラーは単なる色ではなく、ビアンキの長い歴史とイタリアの文化が凝縮された、特別な意味を持つシンボルなのです。
人気のチェレステ以外のカラーも紹介

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ビアンキの魅力はチェレステカラーだけではありません。
実は、チェレステ以外のカラーリングも非常に洗練されており、個性的な選択肢が豊富に用意されています。
チェレステが自分のスタイルに合わないと感じる方でも、きっと気に入る一台が見つかるはずです。
近年、特に人気を集めているのが、マット系のカラーリングです。
例えば、落ち着いた印象を与えるマットブラックやグラファイト(ダークグレー)は、チェレステカラーが差し色としてロゴやフォークの内側などに控えめに使われることが多く、シックでありながらビアンキらしさも感じさせる絶妙なデザインです。
これにより、派手さを抑えつつ、さりげなく所有欲を満たすことができます。
また、爽やかでクリーンな印象を与えるホワイト系のカラーも根強い人気があります。
インプットされた情報の中には「ホワイトサンド マット」というクリーム色に近いカラーも紹介されており、柔らかな雰囲気で街乗りにも映えるおしゃれな選択肢です。
過去には、プロチームのレプリカカラーや、限定モデルとして特別なカラーリングが発表されることもあります。
USED市場を探してみると、現行モデルにはないユニークなデザインに出会える可能性もあります。
このように、チェレステのイメージが強いビアンキですが、実際には多様なカラーパレットを持っており、自分のスタイルに合わせて選ぶ楽しみがあるブランドです。
「ビアンキのチェレステはダサい」という評価の真相
- 人気のクロスバイクモデル
- ロードバイクの最上級モデルは?
- 130年以上の歴史と確かな技術力
- ビアンキは日本から撤退するの?
- 総括:ビアンキのチェレステはダサいのか
人気のクロスバイクモデル

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ビアンキは、ロードバイクだけでなくクロスバイクのラインナップも充実しており、初めてスポーツバイクに乗る方から、快適な街乗りを楽しみたい方まで幅広く対応しています。代表的なシリーズとして「C-SPORT」と「ROMA」があり、それぞれに異なる特徴があります。
C-SPORTシリーズ
「C-SPORT」は、どちらかといえばマウンテンバイク(MTB)に近い性格を持つクロスバイクです。少し太めのタイヤが標準装備されており、路面の段差や多少の未舗装路でも安定した走行が可能です。
衝撃吸収性が高いため、乗り心地が良く、通勤・通学などで毎日使う方や、スポーツバイクに乗り慣れていない方でも安心して乗ることができます。
ラインナップには、制動力の高いディスクブレーキを搭載した「C-SPORT 2」や、よりシンプルなVブレーキ仕様の「C-SPORT 1」などがあり、予算や用途に応じて選べます。
ROMAシリーズ
一方、「ROMA」は、ロードバイク寄りのスピーディな走りを追求したクロスバイクです。
C-SPORTよりも細いタイヤと、前傾姿勢を取りやすいフレーム設計により、軽快な加速感と高速巡航性能が魅力です。
週末のサイクリングや、少し長めの距離をスポーティーに走りたい方に最適なモデルと言えます。
これらの特徴を以下の表にまとめました。
このように、ビアンキのクロスバイクは、求める走り方に応じて明確な選択肢が用意されています。
ロードバイクの最上級モデルは?

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ビアンキのロードバイクには、プロのレースシーンで勝利を重ねるための最先端技術が投入された、いくつかの最上級モデルが存在します。
これらのモデルは、ブランドの技術力の結晶であり、究極のパフォーマンスを求めるライダーに向けた選択肢です。
Oltre(オルトレ)シリーズ
現在のフラッグシップモデルとして君臨するのが「Oltre」シリーズです。
特に、2023年にフルモデルチェンジを果たした「Oltre RC」は、空力性能を極限まで追求したエアロロードバイクの最高峰です。
フレームに組み込まれた「Air Deflector」というパーツがヘッドチューブ周辺の空気の流れを整え、従来のモデルを凌駕するエアロダイナミクスを実現しています。
Oltreシリーズには、最上級の「RC」のほか、振動吸収素材カウンターヴェイルを搭載し快適性を高めた「PRO」、そしてパフォーマンスと価格のバランスに優れた「COMP」といったグレードが展開されており、予算や目的に応じて選ぶことが可能です。
Specialissima(スペシャリッシマ)
「Specialissima」は、ヒルクライム(登坂)を得意とする超軽量オールラウンドバイクです。
フレーム重量が非常に軽く、登りでの鋭い加速を可能にしますが、カウンターヴェイルを搭載することで、軽量バイクにありがちな乗り心地の硬さを解消し、下りや平坦路でも安定した走りを提供します。
あらゆるコースで高いパフォーマンスを発揮するため、特定の状況に特化するのではなく、一台で全てをこなしたいライダーから高い評価を得ています。
これらのモデルは、いずれも数十万円から百万円を超える価格帯となりますが、ビアンキが持つ最高の技術と情熱が注ぎ込まれた、まさに夢の一台と言えるでしょう。
130年以上の歴史と確かな技術力

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前述の通り、ビアンキが単なるデザイン性の高いブランドではないことは、その130年を超える長い歴史と、そこで培われた確かな技術力が証明しています。
1885年にイタリアのミラノで創業したビアンキは、現存する自転車メーカーの中で最も古い歴史を持ちます。
この長い年月は、自転車という乗り物が進化してきた歴史そのものと重なります。
木製フレームの時代から、スチール、アルミ、そして現代のカーボンに至るまで、常に時代の最先端でレースバイクを開発し、数々の伝説的なレースで勝利を収めてきました。
特に、マルコ・パンターニといった伝説的な選手がビアンキのバイクでツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアを同年に制覇したことは、ブランドの歴史を語る上で欠かせない輝かしい功績です。
技術面では、先ほども触れた振動除去素材「カウンターヴェイル(CV)」が大きな特徴です。
NASAの宇宙開発にも用いられるこの特殊なカーボン素材をフレームに織り込むことで、路面からの微振動を効果的に除去し、ライダーの疲労を軽減します。これにより、長距離でもパフォーマンスを維持しやすくなるのです。
この技術は、単に快適性を高めるだけでなく、バイクのコントロール性を向上させ、より安定した安全なライディングにも貢献します。
このように、ビアンキは伝統に安住することなく、常に革新的な技術を取り入れながら進化を続けてきたブランドなのです。
ビアンキは日本から撤退するの?

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近年、ビアンキの直営店である「ビアンキバイクストア」の一部店舗が閉店していることから、「ビアンキは日本から撤退するのではないか」という不安の声が聞かれることがあります。
しかし、2025年6月現在、ビアンキが日本市場から完全に撤退するという公式な発表はありません。
確かに、事業戦略の見直しなどにより、いくつかの直営店がクローズしているのは事実です。
ただ、これはブランドの日本における販売戦略が変化していると捉えるのが適切でしょう。
現在も、日本の輸入総代理店である「サイクルヨーロッパジャパン株式会社」が事業を継続しており、全国の正規販売代理店を通じてビアンキの自転車を購入することが可能です。
特に、ワイズロードのような大手スポーツバイク専門店では、ビアンキの専門コーナー「ショップインショップ」を展開するなど、むしろ販売体制が強化されている側面もあります。
直営店の閉店に伴うアフターサービスやメンテナンスについては、他のビアンキバイクストアや全国の正規販売店で引き続き対応が行われています。
したがって、店舗数が減少したからといって、すぐに購入やサポートに困る状況にはなっていません。
とはいえ、今後の展開については不透明な部分もあるため、購入を検討している方や既にオーナーである方は、サイクルヨーロッパジャパンの公式サイトや、お近くの正規販売店の情報を定期的に確認することをおすすめします。
総括:ビアンキのチェレステはダサいのか

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- ビアンキがダサいと言われる理由の一つはチェレステカラーの強い個性
- 人気の高さから「ありふれている」と感じる人がいることも一因
- 価格が比較的高めな点も、一部でネガティブな評判につながる
- 「にわか」や「ミーハー」というイメージはブランドの幅広い人気が背景にある
- チェレステはイタリア語で「碧空」を意味し、王妃の瞳や空の色が由来
- チェレステは年式によって微妙に色合いが異なる
- チェレステ以外にもマットブラックやホワイトなど魅力的なカラーは多い
- クロスバイクには安定性重視の「C-SPORT」と速度重視の「ROMA」がある
- ロードバイクの最上級モデルは空力の「Oltre」と軽量な「Specialissima」
- 130年以上の歴史はブランドの信頼性の証
- 独自技術「カウンターヴェイル」は快適性と操作性を向上させる
- 直営店は減少傾向にあるが、日本から完全撤退するわけではない
- 正規販売代理店での購入やサポートは引き続き可能
- 評判はあくまで個人の主観であり、ブランドの価値は多角的に判断すべき
- 最終的に「ダサい」かどうかは、乗り手自身の価値観とスタイル次第