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コルナゴC68のインプレを徹底解説 価格から新色の評価まで網羅

イタリアが誇る名門ブランド、コルナゴ。

そのフラッグシップモデルであるC68について、購入を検討している方や、その真価に興味を抱いている方は多いのではないでしょうか。

この記事では、そもそもコルナゴはどこの国のメーカーでどんなイメージなのか、そしてブランドを象徴するコルナゴのCとは何か、といった基本的な情報から丁寧に解説します。

さらに、気になる口コミや評価、美しい新色の情報、さらには完成車重量が走りに与える影響まで深く掘り下げていきます。特に注目されるC68オールロードのインプレや、今では希少となったリムブレーキモデルの存在、そして「コルナゴのクロスバイクは生産終了したのか」といった素朴な疑問にも光を当てていきます。

この記事を読み終える頃には、あなたにとってどのC68がおすすめなのか、その魅力の全貌が明らかになるはずです。

  • コルナゴC68の伝統と革新的な技術
  • ロード、オールロードなどモデル別の性能とインプレ
  • リムブレーキ仕様や新色など最新モデルの詳細
  • ユーザーの口コミや評価に基づいた客観的な立ち位置

コルナゴ C68の基本情報とインプレ

  • どこの国のメーカー?イメージは?
  • 伝統を継承するフラッグシップモデル
  • コルナゴのCとは何を意味するのか
  • 話題のリムブレーキモデルが登場
  • 2024年に追加された新色の詳細
  • 口コミ 評価から分かるC68の立ち位置

どこの国のメーカー?イメージは?

コルナゴ どこの国のメーカー?イメージは?

アーバンサイクラー・イメージ

コルナゴは、イタリアを代表する世界的に有名なロードバイクブランドです。

1954年にエルネスト・コルナゴ氏によって、ミラノ近郊の街カンビアーゴで創業されました。

コルナゴのブランドイメージは、一言で言えば「ロードレースの歴史そのもの」と讃えられるほどの輝かしい実績と、イタリアの職人技が融合した芸術品のような存在感にあります。

創業以来、コルナゴは有力なプロチームにバイクを供給し続け、数え切れないほどの勝利を収めてきました。

このため、レースで勝つための性能を追求する妥協のない姿勢が、ブランドの核となっています。単に高性能なだけでなく、そのフレームの美しさ、特に「C」シリーズに見られる伝統的な製法とデザイン性の高さは、多くのサイクリストにとって憧れの対象であり続けています。

したがって、コルナゴはレースでの勝利を宿命づけられた「ピュアレーシングブランド」であると同時に、イタリアの伝統的なクラフトマンシップを体現する「ラグジュアリーブランド」という二つの側面を持つ、唯一無二の存在と言えます。

伝統を継承するフラッグシップモデル

コルナゴ 伝統を継承するフラッグシップモデル

アーバンサイクラー・イメージ

コルナゴのラインナップにおけるフラッグシップ、つまり最上位モデルは、主に2つの系統に分けられます。

一つは、この記事で取り上げる「Cシリーズ」、そしてもう一つがレースの最前線で戦うエアロロード「Vシリーズ」です。

Cシリーズは、コルナゴの伝統と革新を象徴するモデルです。かつてのクロモリフレームを彷彿とさせる「ラグ」という継ぎ手を用いた製法をカーボンフレームで実現し、その美しい佇まいと優れた乗り心地で長年ブランドの顔であり続けました。C68は、その伝統的な製法を発展させた「モジュールストラクチャー製法」を採用し、設計の自由度と空力性能を高めた最新のフラッグシップとなります。

一方、Vシリーズの現行モデル「V4Rs」は、UAEチーム・エミレーツといったトッププロチームがツール・ド・フランスなどのグランツールで実際に使用する、純粋なレース機材です。

空力性能と剛性を極限まで高め、勝利を最優先に設計されています。

これらのことから、C68は単にレースで速いだけでなく、所有する喜びやブランドの歴史・哲学をも感じたいサイクリストに向けた、コルナゴの魂を体現するもう一つのフラッグシップモデルと位置づけられています。

コルナゴのCとは何を意味するのか

コルナゴ Cの意味

アーバンサイクラー・イメージ

コルナゴのCシリーズが冠する「C」には、ブランドの哲学を象徴する複数の意味が込められています。

これは単なるモデル名の一部ではなく、コルナゴのアイデンティティそのものを示すものです。

具体的には、4つの「C」を意味しています。

  • Carbon(カーボン): フレームの主素材
  • Colnago(コルナゴ): 創業者でありブランド名
  • Cambiago(カンビアーゴ): コルナゴ発祥の地であるイタリアの街
  • Class(クラス): 階級や品格、つまり最高級であることを示す

さらに、モデル名に続く数字、例えば「C68」の「68」は、コルナゴが設立された1954年から数えて68年目に発表されたモデルであることを示しています。

このように、モデル名自体がブランドの進化の歩みを表す年代記となっているのです。

要するに、Cシリーズの名称は、最高の素材を用い、創業の地で、コルナゴ自身が品格をかけて作り上げるという、ブランドの誇りと歴史が凝縮されたものなのです。

話題のリムブレーキモデルが登場

コルナゴ リムブレーキ

アーバンサイクラー・イメージ

現在のロードバイク市場はディスクブレーキが完全に主流となっており、特にハイエンドのレーシングモデルではリムブレーキ仕様の選択肢がほとんどなくなりました。

そのような状況の中、コルナゴはC68シリーズにリムブレーキを搭載した「C68 Rim」をリリースし、大きな話題を呼んでいます。

このモデルは、市場のトレンドに逆行するかのような決断ですが、その背景にはコルナゴのサイクリングへの深い情熱と愛があります。

今なお、リムブレーキの整備性の良さや、独特のブレーキタッチ、そして軽量さを愛好する熱心なサイクリストは少なくありません。コルナゴは、そうしたライダーたちの声に応え、最新のフラッグシップモデルでリムブレーキという選択肢を提供することを決めたのです。

C68 Rimは、全世界で100台のみの限定生産とされ、その希少価値も非常に高くなっています。

ブレーキシステム以外はディスクブレーキモデルのC68 Roadと共通のジオメトリーを採用しており、もちろんカンビアーゴの工房で職人の手によって組み立てられる完全なメイド・イン・イタリーです。

以上の点を踏まえると、C68 Rimは、単なる懐古主義ではなく、多様なサイクリストの情熱に寄り添うというコルナゴのブランド哲学を明確に示した、特別な一台と言えるでしょう。

2024年に追加された新色の詳細

コルナゴC68は、その性能だけでなく、イタリアンブランドらしい絶妙なカラーリングも大きな魅力の一つです。

2024年モデルでは、新たに3つのカラーが追加され、選択の幅がさらに広がりました。

追加された新色は、それぞれ異なる個性を持っています。

カラーコード カラー名 特徴
HRBB ブルーホワイト 深みのあるネイビーブルーを基調に、艶やかなホワイトとスティールブルーを組み合わせたモダンな印象。金属のような質感のブルーが特徴です。
HRGG ホワイトグレー 人気のホワイトをベースに、ゴールドとプラチナグレーのアクセントが映える洗練されたデザイン。繊細なラメが光を受け、ディテールを際立たせます。
HRRG ブラックローズゴールド 滑らかなベルベットのようなマットブラックと、金属質のローズゴールドの対比が美しいカラー。グロスブラックのアクセントが立体感を演出します。

これらの新色では、デザイン上のディテールにも変更が加えられています。

特に象徴的なのは、ヘッドチューブのクローバーマークが従来の塗装から3Dプリント仕様になった点です。

また、シートチューブにあったイタリア国旗のモチーフがチェーンステーに移動するなど、細部までこだわりが感じられます。

このように、2024年の新色は、高い塗装技術によって実現された優雅さと品格を兼ね備えており、C68の所有欲をさらに満たしてくれるものとなっています。

口コミ 評価から分かるC68の立ち位置

C68に関する様々なインプレッションや口コミを分析すると、その評価にはいくつかの共通したキーワードが浮かび上がります。

それは「上質な乗り心地」「抜群の安定感」「懐の深さ」です。

多くのライダーが指摘するのは、C68が単に硬いだけのレーシングバイクではないという点です。

ペダルを踏み込めば鋭く加速する高い剛性を持ちながらも、路面からの不快な突き上げは巧みにいなし、「まるで絨毯の上を走っているかのよう」と表現されるほどのラグジュアリーな乗り心地を両立しています。

これは、Cシリーズ伝統の製法がもたらす恩恵と考えられます。

特に高く評価されているのが、ダウンヒルでの安定性です。

「下りをこれほど気を遣わずに走れるバイクは他にない」と言われるほど、バイクが路面に吸い付くような感覚で、ライダーが狙ったラインを正確にトレースできます。

この絶対的な安心感が、結果的に速さに繋がっているのです。

レース専用機であるV4Rsと比較されることも多く、V4Rsがライダーを「走らせる」スパルタンな性格なのに対し、C68はライダーが「対話しながら操る」楽しみがあると評されています。

これらの評価から、C68はレースでの勝利を目指せる性能を持ちつつも、サイクリングそのものの喜びや、バイクを所有する満足感を深く味わいたいライダーにとって、最高のパートナーとなるモデルだということが明確になります。

コルナゴ C68インプレ:モデル別の違い

  • C68オールロードのインプレと特徴
  • 完成車重量は走行性能にどう影響?
  • コルナゴのクロスバイクは生産終了?
  • 長距離も快適!こんな人におすすめ
  • 総括:コルナゴ C68のインプレまとめ

C68オールロードのインプレと特徴

C68シリーズの中でも、特に注目すべきモデルが「C68 Allroad」です。

このモデルは、舗装路から未舗装路まで、多様化するライドスタイルに応えるために開発された、まさに万能な一台と言えます。

一見するとロードモデルとの違いはわずかに見えますが、その走行性能は明確に差別化されています。

多くの試乗インプレッションで驚きの声と共に語られるのが、その軽快な登坂性能です。

ロードモデルが持つ「どっしりとした安定感」とは異なり、オールロードは踏み出しが軽く、シッティングでもダンシングでもリズムを取りやすく、楽に坂を上れると評価されています。

あるライダーは「自分の調子が良いのかと勘違いするほど軽快」とまで表現しています。

この走行性能の違いは、絶妙に調整されたジオメトリーと、最大35mm幅までのタイヤを装着できるクリアランスによって生まれます。

これにより、ロードバイクとしての軽快な走りを維持しながら、荒れた路面や軽いグラベルでの安定性と快適性を獲得しました。

C68 RoadとAllroadのジオメトリー比較

C68 RoadとAllroadの主なジオメトリーの違いは、より安定性と快適性を重視した設計にあります。

具体的には、AllroadはRoadに比べてスタック(ハンドルの高さ)がやや高く、リーチ(ハンドルまでの距離)が少し短く設定されています。

これにより、上半身が起きたリラックスしたポジションを取りやすくなっています。

モデル スタック (mm, 485S) リーチ (mm, 485S) ヘッドアングル (度, 485S) タイヤクリアランス
C68 Road 527 380 71.9 最大32mm
C68 Allroad 545 373 71.5 最大35mm

以上の点を踏まえると、C68 Allroadは、純粋なスピードを追求するだけでなく、一台で様々な道を冒険したい、あるいはロングライドでの快適性をより重視したいと考えるライダーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

完成車重量は走行性能にどう影響?

コルナゴ 重量

アーバンサイクラー・イメージ

ハイエンドロードバイクを選ぶ際、多くの人が指標の一つとするのが「完成車重量」です。

しかし、コルナゴC68の場合、単純なカタログスペック上の軽さだけを追求しているわけではありません。その重量バランスこそが、C68の卓越した走行性能を生み出す鍵となっています。

C68の完成車重量は、コンポーネントやホイールの構成にもよりますが、超軽量バイクと言われる6kg台ではなく、7kg台になることが一般的です。

この数値をだけ見ると、他のブランドの最上位モデルに比べて重いと感じるかもしれません。

しかし、この重量は、C68が持つ「がっちり、どっしり」とした重厚感と、抜群の安定性を実現するために意図されたものです。

フレームの各チューブに十分な量の高品質なカーボン素材を使用することで、フレームの剛性と耐久性を確保し、振動減衰性を飛躍的に高めています。

その結果、漕ぎ出しの瞬間的な軽さよりも、一度スピードに乗ってからの巡航性能や、荒れた路面でのバイクコントロールのしやすさ、そして高速ダウンヒルでの圧倒的な安定感といった、走りの「質」が向上するのです。

要するに、C68における重量は、走行性能をスポイルする要素ではなく、むしろ上質でラグジュアリーな乗り心地と安心感を生み出すための重要な要素として機能している、と考えるのが適切でしょう。

コルナゴのクロスバイクは生産終了?

「コルナゴのバイクに乗りたいけれど、本格的なロードバイクではなく、街乗りやフィットネスに使えるクロスバイクはないのだろうか」と考える方もいるかもしれません。

結論から言うと、2025年現在、コルナゴの公式なグローバルラインナップに「クロスバイク」というカテゴリのモデルは存在しません。

過去には「Impact(インパクト)」や「Rezzo(レッツォ)」といったクロスバイクやフラットバーロードが販売されていた時期もありましたが、ブランド戦略の変遷とともに生産を終了しています。

現在のコルナゴは、ブランドの強みであるロードバイク、特にC68のような伝統と革新を融合したハイエンドモデルや、V4Rsのようなピュアレーシングモデル、そしてグラベルロードのGシリーズに開発リソースを集中させています。

これは、ブランドイメージをより先鋭化させ、コルナゴでしか提供できない価値を追求するという戦略の表れと考えられます。

そのため、もしコルナゴブランドで街乗りなどにも対応できる汎用性の高いバイクを探すのであれば、太めのタイヤを装着できるグラベルロード「G3-X」などが選択肢に入ってくるかもしれません。

しかし、純粋なクロスバイクを希望する場合は、他のブランドを検討する必要があります。

長距離も快適!こんな人におすすめ

コルナゴ おすすめ

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コルナゴC68は、その卓越した性能と芸術的な佇まいから、幅広いサイクリストにとって魅力的な選択肢となり得ます。

では、具体的にどのような人に特におすすめできるのでしょうか。

まず挙げられるのは、「レースレベルの性能を求めつつ、快適性も絶対に妥協したくない」というライダーです。

C68はプロのレースでも十分に通用する剛性と反応性を持ちながら、優れた振動吸収性により長距離ライドでの疲労を大幅に軽減してくれます。

週末のロングライドから、ホビーレース、ヒルクライムまで、あらゆるシーンで最高のパフォーマンスを発揮するでしょう。

次に、「バイクのデザインやブランドの持つ物語を大切にする」人にも最適です。

イタリアの工房で職人が手作業で組み立てるC68は、単なる移動手段やスポーツ機材を超えた工芸品のような価値を持ちます。

その美しい造形を眺め、所有する喜びを深く味わいたいと考える方にとって、C68は最高の満足感を与えてくれます。

さらに、「ダウンヒル(下り坂)での安定性を重視する」ライダーにも強くおすすめできます。

前述の通り、C68の安定感は多くのインプレッションで絶賛されており、安心してハイスピードのコーナリングを楽しむことが可能です。

価格は決して安価ではありませんが、一台で様々な要求を高次元で満たし、長く付き合える「一生モノ」のロードバイクを探している人にとって、コルナゴC68は最高の投資の一つとなるはずです。

総括:コルナゴ C68のインプレまとめ

この記事では、コルナゴC68の多角的な魅力について詳しく解説してきました。最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。

  • コルナゴはイタリアを代表する老舗ロードバイクブランド
  • レースでの輝かしい歴史と職人技による芸術性が特徴
  • C68はコルナゴの魂を体現するフラッグシップモデルの一つ
  • モデル名の「C」はカーボン、コルナゴ、カンビアーゴ、クラスを意味する
  • 数字の「68」は創業68周年を表し、ブランドの歴史を刻んでいる
  • 伝統のラグ製法を発展させたモジュールストラクチャー製法を採用
  • 走行性能は「重厚感」と「抜群の安定性」が高く評価されている
  • ただ硬いだけでなく、上質でラグジュアリーな乗り心地を両立
  • 特にダウンヒルでの安定性は他の追随を許さないレベル
  • ディスクブレーキ全盛の中、希少なリムブレーキ仕様もラインナップ
  • 2024年には3つの魅力的な新色が追加された
  • C68 Allroadは、より軽快で登坂性能に優れた万能モデル
  • 単純な重量の軽さではなく、走りの質を高める重量バランスを重視
  • 現在、コルナゴのラインナップにクロスバイクは存在しない
  • レース志向から快適なロングライドまで、幅広いライダーにおすすめできる

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