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クロスバイクの購入を検討している方、あるいは既に所有している方も、カスタマイズに興味がある方は多いのではないでしょうか。
この記事では、初心者の方にも分かりやすく、さまざまなクロスバイク カスタム例をご紹介します。
一口にカスタムと言っても、見た目をおしゃれでレトロな雰囲気にしたり、最新のパーツでストリートカスタムを施したり、あるいは高速化を目的としてスピード重視のガチ改造や魔改造に挑戦したりと、その目的は多岐にわたります。
また、毎日の通勤通学を快適にする快適仕様や通勤仕様にするための、おすすめのパーツもご紹介します。
この記事が、あなたが思い描く理想の自転車を作り上げる上で、少しでも役立てば幸いです。
どのようなコンセプトでカスタムを進めるか、カラーやパーツにこだわりを持つことで、ロードバイクに勝つほどの愛着が湧くかもしれません。
それでは、自分だけの特別な一台を探す旅に出かけましょう。
- この記事を読めば、様々なカスタマイズの方向性がわかります
- 初心者でも挑戦しやすいカスタムパーツや方法がわかります
- 見た目や乗り心地を向上させるための具体的なヒントが得られます
- あなたの目的に合わせた最適なカスタム例が見つかります
クロスバイクのカスタム例:理想のスタイルを見つける
目次
- 初心者でも簡単!おすすめパーツで始めるカスタム
- 乗り心地重視の快適仕様と通勤仕様
- 色にこだわるカラーコーディネート術
- おしゃれでレトロなスタイル
- ストリートカスタムで個性を際立たせる
初心者でも簡単!おすすめパーツで始めるカスタム

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クロスバイクのカスタマイズは、パーツを交換することで、走行性能や見た目を大きく変えることができます。
しかし、初心者の方にとっては何から手をつけて良いか分からないかもしれません。
そこで、まず最初に交換をおすすめしたいのが、ペダルとタイヤです。これらのパーツは交換作業が比較的容易であり、それでいて交換後の変化を非常に感じやすいからです。
例えば、初期装備のペダルはプラスチック製で耐久性が低いものが多く見られますが、少しグレードの高いアルミ製や金属製のペダルに交換するだけで、踏み面の安定性が増し、より効率的に力を伝えることができるようになります。
特に、三ヶ島ペダルの「ALLWAYS」のような回転性能に優れたペダルは、漕ぎ出しの軽さやスムーズなペダリングを実感できるでしょう。
価格も手頃なものが多いため、最初のカスタムとして最適です。
また、タイヤは自転車が唯一地面と接する部分であり、乗り心地や走行性能にダイレクトに影響します。
標準装備されているタイヤは、耐久性やコストを重視していることが多いため、グリップ力や軽量性に優れたタイヤに交換すると、走りが驚くほど軽快になります。
ただ、軽量性を追求するとパンクのリスクが上がることがあるため、通勤や街乗りがメインであれば、耐パンク性能に優れたタイヤを選ぶことが賢明です。
例えば、パナレーサーの「グラベルキング」は、耐パンク性と走りの軽さのバランスが良く、多くのサイクリストに支持されています。
ポイント:
最初に交換するパーツは、変化を実感しやすく、かつ交換が簡単なものがおすすめです。ペダルとタイヤは、その両方の条件を満たしています。
乗り心地重視の快適仕様と通勤仕様

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通勤や通学など、毎日の移動手段としてクロスバイクを使用するなら、乗り心地を重視した快適仕様へのカスタマイズがおすすめです。
長時間乗っても疲れにくいように、自分に合ったパーツに交換することで、日々の自転車生活がさらに快適になります。
まず、お尻の痛みを軽減したいのであれば、サドルの交換を検討してください。
サドルは人によって相性が大きく異なるため、いわゆる「サドル沼」と呼ばれるほど自分に合うものを探すのが難しいパーツです。
しかし、クッション性が高いサドルや、座面が広く設計されたサドルに交換することで、お尻への負担を大幅に減らすことができます。
見た目のデザイン性を考慮しながら選ぶことで、機能性と満足度の両方を手に入れることができます。
そして、ハンドルの握り心地を向上させるためには、グリップの交換が有効です。
特に「エルゴングリップ」と呼ばれる、手のひらにフィットするように設計されたコンフォートタイプのグリップは、手の痺れや疲れを軽減する効果が期待できます。
エルゴングリップは、より手のひらで支えることができるため、長距離走行時にも安定した姿勢を保ちやすくなります。
加えて、ハンドルにバーエンドバーを取り付けることで、ハンドルの握る位置を複数確保することができ、長距離のサイクリングでも疲れを分散させることができます。
バーエンドバーは、ハンドルの両端に牛の角のように突き出すように取り付けられるパーツです。
補足:
グリップの交換は、乗り心地を大きく左右するだけでなく、豊富なカラーバリエーションがあるため、手軽にカラーコーディネートを楽しむことができます。
色にこだわるカラーコーディネート術

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自転車の見た目を自分好みに変える上で、色のコーディネートは非常に重要な要素です。
パーツの交換と合わせて、色にこだわりを持つことで、世界に一台だけのオリジナルな自転車に仕上げることができます。
単純にフレームの色を変えるだけでなく、様々なパーツの色を統一することで、より洗練された印象になります。
自転車をカラーコーディネートする上で最も簡単な方法は、メインカラーを2色に絞り、そこにアクセントカラーを1色加えることです。
例えば、フレームが黒であれば、反対色である白やシルバーのパーツをメインカラーに選び、そこに差し色として赤や青などのパーツを少量加えることで、全体にメリハリが生まれ、洗練された印象になります。
逆に、多くの色を使いすぎると、全体がチグハグでまとまりのない印象になりがちなので注意が必要です。
また、タイヤの色も全体の印象に大きく影響します。カラータイヤは目を引きますが、主張が強いため、全体のバランスを崩す可能性があります。
もしカラーコーディネートに自信がない場合は、タイヤは無難な黒を選び、ペダルやグリップ、アウターケーブル、サドルなどで色を揃えるのがおすすめです。
特に、グリップやサドルは色の種類が豊富なので、フレームやその他のパーツと色を合わせたり、あえて違う色を差し色として入れたりすることで、立体感のある配色でまとめることができます。
おしゃれでレトロなスタイル

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最新のロードバイクのようなスポーティな見た目ではなく、クラシックでおしゃれな雰囲気を好む方もいらっしゃるでしょう。
おしゃれでレトロなスタイルを目指すなら、パーツ選びもクラシカルなデザインのものを選ぶことが重要です。
例えば、革製のサドルやグリップは、使い込むほどに風合いが増し、レトロな雰囲気を演出するのに最適です。
サドルでは、イギリスの老舗ブランドBROOKSの革サドルが有名です。最初は少し硬く感じるかもしれませんが、乗り込むほどに自分の体に馴染んでいき、唯一無二の座り心地になると言われています。
同じブランドで革製のグリップも販売されており、サドルとセットでコーディネートすることで、より統一感のあるスタイルになります。
また、フレームにブラウンやグリーンといった落ち着いた色味のパーツを取り入れることで、さらにクラシックな雰囲気が高まります。
他にも、シルバーのパーツや、革のサドルバッグなどを取り入れることで、自転車全体に温かみのあるレトロな印象を与えることができます。
機能性だけでなく、素材やデザインにもこだわることで、自転車が単なる移動手段ではなく、ファッションの一部や相棒のような存在になるでしょう。
ストリートカスタムで個性を際立たせる

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通勤や街乗りがメインであれば、機能性だけでなく、街中でも目を引くストリートカスタムに挑戦してみるのも面白いでしょう。
ストリートカスタムは、自分らしさを表現するための自由な発想が重要となります。
ピストバイクのようなシンプルさを目指したり、カラーパーツで派手さを演出したりと、そのアプローチは多岐にわたります。
例えば、余計なパーツを排除してシンプルさを追求するカスタムは、見た目がすっきりし、洗練された印象を与えます。
具体的には、フロントの反射板やチェーンガード、ワイヤーロックを固定するブラケットなど、法律が許す範囲で必要最低限なものに絞ることで、自転車本来の美しさを際立たせることができます。
ただし、安全に関わるパーツ(ライト、ベル、鍵など)は、デザイン性の高いものを選ぶことで、見た目を損なうことなく、しっかりと装備することが可能です。
また、ハンドル周りをカスタムすることで、ストリートスタイルをより強調できます。
通常はハンドルグリップを使用しますが、バーテープを巻くことで、様々な色やデザインを楽しむことができます。
特に、単調なモノトーンになりがちなハンドル周りに、差し色として蛍光色やメタリックカラーのバーテープを巻くことで、一気に個性的でクールな印象になります。
これらのカスタムは、見た目の変化が大きく、日々のライドがさらに楽しくなるでしょう。
究極のクロスバイク カスタム例と目指すべき姿
- 走りを追求!高速化でスピード重視
- ロードバイクに勝つ究極のガチ改造
- プロが教えるショップでの相談ポイント
- 走りが激変するおすすめパーツ
- 改造時の注意点と正しい知識
- 自分だけのクロスバイク カスタム例を見つけよう
走りを追求!高速化でスピード重視

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より速く、より軽快に走りたいと考えるのであれば、高速化やスピード重視のカスタマイズが不可欠です。
自転車の走行性能を大きく左右するパーツを交換することで、まるで別の自転車に乗り換えたかのような変化を体感できます。
まず、最も費用対効果が高いと言われているのが、ホイールの交換です。
初期装備のホイールは重いものが多く、走行性能のボトルネックとなっていることが多々あります。
これを軽量で高性能なホイールに交換することで、漕ぎ出しが軽くなり、高速走行時の巡航性能も向上します。
特にFulcrumやSHIMANOなどの信頼できるメーカーのホイールであれば、価格に応じて性能アップが期待できます。
また、ホイールは、リム部分が軽量であるほど遠心力の影響を受けにくくなるため、回転部分の軽量化が特に重要となります。
次に、ペダルをフラットペダルからビンディングペダルに交換するのも、走行性能を劇的に向上させる方法です。
ビンディングペダルは、専用のシューズとペダルを固定することで、ペダルを踏み込む力だけでなく、引き上げる力も推進力に変えることができます。
これにより、より効率的なペダリングが可能となり、大幅なスピードアップが期待できます。
初めてのビンディングペダルであれば、脱着が容易なSPDタイプから試してみるのが良いでしょう。
ロードバイクに勝つ究極のガチ改造

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クロスバイクのフレームを活かしつつ、ロードバイクに勝つほどの走行性能を目指すガチ改造や魔改造も可能です。
ここからは、より専門的な知識と技術が必要なカスタムとなります。
コンポーネントのアップグレード
自転車の心臓部ともいえるコンポーネント(変速機、クランク、ブレーキなど)を、ロードバイク用の高性能なものに交換することで、驚くほどスムーズなシフトチェンジと軽快な走りを手に入れることができます。
例えば、初期装備の8速や9速のコンポーネントを、10速や11速のロードバイク用コンポーネントに交換することで、ギアの段数が細かくなり、よりシームレスなペダリングが可能になります。
ただし、このカスタムは大掛かりな作業となり、多くの専用工具が必要となるため、初心者にはハードルが高いかもしれません。
ドロップハンドル化
クロスバイクのフラットバーハンドルを、ロードバイクに多く見られるドロップハンドルに交換するカスタムも人気です。
これにより、前傾姿勢を取れるようになるため、空気抵抗が減り、高速走行が可能になります。
加えて、ハンドルの握る位置が増えるため、長距離走行時の疲労を軽減する効果も期待できます。
ただし、ハンドルを交換する際は、ブレーキレバーやシフトレバー、ワイヤーなどもロードバイク用のものに交換する必要があるため、高度な知識と技術が求められます。
注意:
これらの大掛かりなカスタムは、自己責任で行うことになります。また、メーカーの保証が受けられなくなる可能性もあるため、事前に十分な情報収集を行い、自信がない場合は専門のショップに相談することをおすすめします。
プロが教えるショップでの相談ポイント

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初めてのカスタマイズや、専門的な知識が必要なカスタムを行う際には、自転車ショップのプロに相談することが非常に重要です。
プロの視点から、あなたの乗り方や目的に合った最適なカスタムを提案してもらえます。
ここでは、ショップで相談する際のポイントについて解説します。
まず、あなたの自転車にどのような不満があるのか、あるいはどのようなスタイルを目指したいのかを具体的に伝えることが大切です。
例えば、「漕ぎ出しを軽くしたい」「坂道をもっと楽に上りたい」「見た目をシンプルにしたい」など、具体的なイメージを伝えることで、ショップの店員も的確なアドバイスをしやすくなります。
次に、予算を明確に伝えておくことも重要です。
自転車のパーツは非常に高価なものもあるため、予算をオーバーしてしまう可能性があります。
事前に予算を伝えることで、予算内で可能なカスタムや、費用対効果の高いカスタムを提案してもらえます。
そして、ショップの店員と話す中で、もしわからない専門用語が出てきても、臆せずに質問してください。
専門用語を避けて平易な言葉で説明してくれるショップは、初心者にとって信頼できるショップであると言えるでしょう。
また、メンテナンスについても相談しておくと良いでしょう。
カスタム後の自転車は、初期状態とは異なるメンテナンスが必要になることもあります。
日頃からお世話になるショップを見つけておくことで、カスタム後も安心して自転車に乗り続けることができます。
親身に話を聞いてくれるショップを見つけることが、充実した自転車ライフを送るための鍵となります。
走りが激変するおすすめパーツ

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すでに紹介したペダル、タイヤ、ホイール以外にも、走りを劇的に変えることができるパーツは数多く存在します。
ここでは、特に費用対効果が高いと言われている、おすすめのパーツをいくつかご紹介します。
クランクセット
クランクセットは、ペダルを回す力をチェーンに伝える重要なパーツです。
初期装備のクランクは重いものが多いため、これを軽量で剛性の高いものに交換することで、ペダリングの軽さやスムーズさが向上します。
また、フロントのギアを複数枚から1枚(フロントシングル化)にすることで、軽量化や変速トラブルの軽減といったメリットも得られます。
スプロケット
スプロケットは、後輪のギアのことです。スプロケットの歯数構成を変えることで、走りの感覚を調整することができます。
例えば、平坦な道が多いなら、ギアの歯数の差が少ないクロスレシオと呼ばれるスプロケットに交換することで、より快適な変速が可能になります。
逆に、坂道が多いなら、歯数の差が大きいワイドレシオのスプロケットに交換することで、坂道が楽になります。
補足:
スプロケットの交換には、専用工具が必要となります。また、交換するスプロケットによっては、チェーンの長さ調整や、変速機の再調整が必要となるため、不安な場合はショップに依頼するのが無難です。
これらのパーツは、交換することで確実に走りの違いを体感できます。
あなたの乗り方や目的に合わせて、最適なパーツを選んでみてください。
改造時の注意点と正しい知識

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カスタマイズは非常に楽しいものですが、安全に自転車に乗るためには、いくつかの注意点と正しい知識が必要です。
特に、走行性能に関わるパーツを交換する際は、慎重な作業が求められます。
互換性の確認は最も重要な注意点です。
自転車のパーツには様々な規格があり、メーカーやモデルによって互換性がない場合があります。
例えば、ロードバイク用のコンポーネントをクロスバイクに取り付けようとした場合、互換性がなく、正しく機能しないケースがあります。
事前にしっかりと下調べを行い、パーツの規格や互換性を確認することが不可欠です。
そして、もう一つ重要なのは、正しい工具の使い方とトルク管理です。
特にボルトやネジを締める際は、適切な強さで締めなければなりません。
締め付けが弱すぎると走行中にパーツが外れる危険があり、逆に強すぎるとネジ山が破損してしまう可能性があります。
これを避けるためにも、トルクレンチなどの専門工具を使用し、適正なトルクで作業することが推奨されます。
注意:
自分でカスタムを行う場合は、必ず自己責任であることを認識してください。慣れない作業や、技術的に不安な点がある場合は、無理をせず専門のショップに依頼するようにしてください。
また、法律で定められている保安部品(ライト、ベルなど)の装備も忘れてはなりません。
見た目を追求するあまり、これらの部品を外してしまわないよう注意が必要です。
安全面を軽視したカスタマイズは、重大な事故につながる可能性があります。
クロスバイクのカスタム例まとめ

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この記事では、様々なクロスバイクのカスタム例をご紹介しました。最後に、この記事の要点をまとめます。
- クロスバイクのカスタムは性能向上と見た目改善が目的
- 初心者にはペダルやタイヤ交換がおすすめ
- 乗り心地を重視するならサドルやグリップの交換
- カラーコーディネートで個性を演出する
- ストリートカスタムでシンプルさを追求する
- ホイール交換は最も効果が実感できるカスタム
- ビンディングペダルは効率的なペダリングが可能
- コンポーネント交換やドロップハンドル化は上級者向け
- カスタム時にはパーツの互換性確認が重要
- トルク管理などの正しい知識が必要
- 不安な点はショップのプロに相談する
- 自分だけの愛着のある自転車を作り上げる
- 自転車いじりは「乗る」こととは別の楽しみ
- 安全面を考慮したカスタマイズが大切
- 最終的には自分が満足できるカスタムが一番